コスタリカ。国立公園の親父とのこと@リベリア→カウイータ_世界一周27

国立公園というものは、その豊かな自然を守るために清掃はもちろんのこと、生態系を守るための管理、訪れる人々の安全を守るためのパトロールなど様々な方面にわたる活動が必要である。

そのため、ここを訪れる人々は、その自然を安全に満喫させてもらう代わりに、自然に敬意を払い、自然を守る人々に敬意を払い、その対価を払わなければならない。お金を支払わなければならない。
これは、国立公園を訪れるものにとって当然のことである。

つまり何が言いたいかというと、、コスタリカの国立公園の入園料は高いということである。

特に私が参加してみたかった樹上30mをケーブルで渡るスカイトレックというアドベンチャーは、たかがケーブルのくせに44ドルという鼻血が出そうなもので、鼻の強度に自信のなかった私は参加を断念せざるをえなかった。

念のために言っておくが、スカイトレックと鼻フックは関係ない。
44ドル払って樹上30mを鼻フックで渡されて喜んでいる自然愛好家がいたら私は涙が止まらない。

いや、鼻フックのまま30m上空を通り過ぎられたら笑える気もするが。足もバタつかせているだろうとし、さぞかし笑える気がしてきた。
見てみたいぞ。

話がそれた。

変態自然愛好家のことはさておき、私は自然を愛して23年。兵庫のナチュラリスト、自然保護愛好運動の先駆者などとは誰も呼んでくれないが、自然味たっぷりの「ネギ」というあだ名で呼ばれる若者である。

エコツアーの国、コスタリカで一度も国立公園に足を踏み入れないというのは、「ネギ」の名が泣く。

そこで入園料が「寄付」という、財布の中身が悲しい自然愛好家にやさしいカウイータ国立公園を訪れた。

入り口で管理人のおっさんに入園したいことを伝え、名前と入園時間を用紙に記入する。
これでコスタリカの自然を堪能できるのだ。

ここ、カウイータ自然公園にはナマケモノなどの珍しいサルや、様々な鳥類、爬虫類が生息している。
ぜひ野生のナマケモノを見てみたいところである。

どれほど私に似ているのだろうか。兵庫のナマケモノとしては本場のナマケモノを体感しておきたいところである。
いざ、生き別れの兄弟を探しにいかん。

「どっねいしょん!」

なんだ、おっさん。なんか用か。
せっかく盛り上がっていたのに横からわけのわからんことを叫ばないでくれ。

しかし、盛り下がる私の気持ちを踏み台にしたかのようにおっさんのテンションはあっという間にヒートアップしていく。

「どっねいしょん!」と言った後に、しばらく私の反応を待っていたのははじめだけ。

「どねいしょん!どねいしょん!どねいしょ~ん!」と言うたびに声のボリュームが上がっていく。

しかし、「どねいしょん」がなにか私にはわからない。
「どねいしょん」ってなに?と聞いても、おっさんは「どねいしょん!」と連呼するばかり。あんまり連呼するから「どないしよん」に聞こえ始めて非常に困る。

「どないしよん!どないしよん!どないしよん(どうするん)!」

知らないぞ。どうしたらいいのだ。

私がなにわの「どないしよん」妖怪と化したコスタリカのおっさんを前に途方にくれてると、カウイータへ観光に来たカップルがささやくように教えてくれた。

「マネー」

マネー。お金=どねいしょん。おっさん=妖怪、ちがった、管理人。

わかった。寄付だ。
私はようやく気づいた。

そういえば、入園料を払っていなかった。寄付ということで、頭からすっきり抜け落ちてしまっていた。

妖怪に詫びを言い、寄付を払う。これでようやく妖怪も浄化されたようで、元のコスタリカのおっさんに戻った。
私もカウイータ国立公園に入場できた。

大団円である。

おっさんが最後に、どねいしょん…と小さく囁いていたのは聞かなかったことにする。また妖怪になられても困る。

だが、思う。言ってや、「マネー」

この妖怪、おっさんの時はばりばり英語しゃべってたのに、寄付をもらうのに全力で、なにも説明しないのだ。

私の中では寄付はそこまで自分から押していくものではないので、余計にわからんかった。
もう少し控えめに主張して言葉の意味を説明してくれたら。

「どないしよん(どうするん)」

もっと早く寄付してたよ。

 

次回→パナマのリゾート地?@ボカス・デル・トーロ_世界一周28
前回→ニカラグア/コスタリカ国境越え@マナグア→ペニャス・ブランカス→リベリア_世界一周26

 


<今回の移動方法>

リベリア→サンホセ
バス約3000C(500円)

サンホセのバスターミナル間の移動
タクシー2000C(300円)

サンホセ→プエルト・ビエホ・デ・タラマンカ(カウイータ近くの町)
MEPE社のバスで4545C(750円)

プエルト・ビエホ・デ・タラマンカ→カウイータ
MEPE社のバス605C(100円)
<プエルト・ビエホ・デ・タラマンカ(カウイータ(Cahuita)近くの町)の安宿/格安ホテル>
かもねぎ世界一周。~地球をぐるりと飲み歩き~
宿名:Pagalu(パガル)
住所:PUERTO VIEJO DE TALAMANNCA
ドミトリー10ドル。Wifiでインターネット無料。また、コンピュータは宿のものも使え、それも無料。キッチンあり。ホットシャワー。水は有料だが、安く提供。
難点は、やたら蚊が多いこと。部屋の中はまだしも、キッチンなど共同スペースは虫除けスプレー必須。
行き方:バス停から南(海と逆側)に行くと、MEGA SUPER というスーパー見えてくる。その角を右へ。20mほどで左手にPagalu

世界中の格安ホテルが予約できるサイト

2件のコメント

  • 熊五郎の家

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    ニ度払いごくろうさま、絶対、裏で共謀しているよね。まあ、そのまま強盗されるよりはいいかという状態。名前のとおり「かもねぎ」状態なのだから、仕方がない。裕福な国からきたのだから。日本はなめられているっていうことでしょうか。だましているわりには、金額がしょぼいところも笑います。がんばってください。元気に、治安と倫理の整った町までたどりついてくださいませ。

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    >熊五郎の家さん
    その26へのコメントです?
    押しが弱いし金持っているということで、日本人はやっぱり標的にされやすいっぽいです。私はその上スペイン語も使えないあたり、完全に「かもねぎ」ですね。
    とりあえずネタになる程度のトラブルなので、腹くくって楽しんでます

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