トイレを求めて世界遺産の町を放浪@グアナファト_世界一周旅行12

海外だからといって、調子に乗って酒を取りすぎるとどうなるか。

そう、誰もが?ご存知のアレになるのである(二日酔いもだが、二日酔いとは今回の話は違う)。

さて、記事のタイトルと前口上から、勘のいいかたはもうお気づきだろうが、ここで忠告しておきたい。今回は全面的に私のおなか具合の話である。
お食事中のかたや、さわやかな私のイメージを崩したくない方は、すぐに読むのをやめることをおすすめする。

ということで、繰り返すが、今回は私のおなか具合、そしてトイレとの友情秘話である。

汗と涙とケツの物語である。
本当にただそれだけの話である。

旅行の話は一切出てこないのである。

読むかたはそれを念頭において、旅行記なのにトイレの話しか出てこなくても肝要な目で見ていただくことをお願いする。それでは、前置きをしたところで本題に入ろう。

短期限定企画をグアナファトでやっていたころ、たまたま予算が増えたときに調子に乗ってビールを買い込み、食事の代わりに飲むという生活を送ったため、私は下痢になってしまった。

私は街歩きが好きなのでグアナファトでも毎日それなりに
出歩いていたのだが、ここでの下痢は本当に苦しい。

街中にトイレはあまりないため、便意が襲ってきたら、
全力でトイレをさがさなければならないのだ。

宿のすぐ近くにいるときは宿に帰ればいいだけなのでそれほど大きな問題ではない。

しかしある日。
朝起きると便意がおさまっていたため、私は下痢はもうもう治ったのだろうと考え、
ぶらぶらと宿から離れて街外れまでいってしまった。

大いなる間違えであった。、便意の悪魔はきっと虎視眈々と私が油断するのをまっていたのだろう。
大波到来である。

私は即座にケツの栓を閉めつつも、自分の失態を悟った。

なにせこの時、私は自分の場所もいまいちわからない所まで来てしまっていたのである。
言葉も通じず、場所もわからない状況で便意に襲われたらどうなるか。

半狂乱である。

周りを見渡しても当然コンビニなどという便利なものはく、
そこにはただ憐れな日本人を見るメキシコ人がいるのみである。

絶望的な状況に力が抜ける。。

しかしそれでも、最後の理性でケツの力だけは保っている。ケツだけは守り抜かねばならないからだ。
そこは最後の砦なのだ。私が私である最後の砦なのだ。

そう、私に絶望している暇はない。たとえどれだけ苦しくとも、困難が立ちはだかろうとも、
私は帰るべき場所へ帰り着かなくてはならないのである。

繰り返すが、便意の話である。

「キエロ イル バニョス」。スペイン語の「トイレに行きたい」。
この日、この言葉は私にとってトイレを探すための唯一の頼みの綱であった。だから、

かわいらしい子供に会っても

キエロ イル バニョス。

きれいな女性に会っても

キエロ イル バニョス。

教会の前でも

キエロ イル バニョス。

私はただひたすらに愛しのトイレを求め続けた。
老若男女区別なくトイレへの愛をアピールした。

そのかいあってか、私は人として大切なものを失う前にトイレにたどり着くことはできた。
しかし、しばらくすると、悪魔はまた何事もなかったのように波を起こすのである。

そのたびに

キエロ イル バニョス

である。

美しい町並みや教会、パフォーマンスを目の前にしながら
ただトイレを探し求め続けたのである。

いくつものトイレが私を通り過ぎていった。美しいトイレもあれば、汚いトイレもあった。
しかしすべてが私にとっては至高の場所であった。

グアナファトをたつ朝、宿の主人が聞いてきた。
「君はグアナファトでどこが一番印象に残ったかね?」と。

私は答えた。

「教会横のトイレですね。あそこはきれいでした。」

とんだ変人である。世界遺産もきっと激怒していることであろう。

もちろん、最後の話は冗談であるが、グアナファトでは本当に苦労した。
小さい町なので、それなりに歩くとトイレアピールをした人とすれ違うのである。

それどころか、同じ人に2度聞いてしまい、
「まだ見つからないのかい?つれていってあげようか?」とすごく心配もされた。

お願いだから勘弁して欲しい。もう泣きたくなってくる。ケツがゆるくなる。

しかし旅の恥はかき捨てとはすばらしい言葉だ。

いま、グアナファトから遠くはなれ私がいるケレタロには私のあのトイレ地獄を知るものもいない。
私はあの苦しく恥ずかしい日々を乗り越え、穏やかな生活を取り戻したのである。

 

次回→北上500km!目指せファッキン・キャッスル!@ケレタロ→ヒリトラ世界一周旅行記_13


前回→世界遺産と俺とピピラの丘に出没する虫@グアナファト_世界一周旅行記_11

 

<交通情報>

グアナファト(GUANAJUATO)→ケレタロ(QUERETARO)
Primera plus のバスで 140ペソ

ケレタロのバスターミナルから宿まで
市バスで6.5ペソ

 

<ケレタロ(QUERETARO)の安宿/格安ホテル>
かもねぎ世界一周。~地球をぐるりと飲み歩き~

宿名ヒラファ・ロハ(Jirafaroja hostel)

住所 20 de Noviembre No.72, Queretaro
tel212-4825

ドミトリー110ペソ,デポジットが100ペソ
休日は閉まっているが、扉に張ってある電話番号に電話すればオーナーのおばさんがやってくる。ちなみに彼女には英語が通じる。
しかし、上記のように、休日を締めるような管理具合のため、風呂場の電気が切れていたり、トイレットペーパーが少なかったりする。
無線LAN(Wifi)はあり、インターネットは自分のパソコンがあれば無料。ホットシャワーと洗濯機あり。

行きかた:サンタクルス修道院(Convento de la Santa Cruz)近くまでバスで行き、そこから周囲の人に上記の住所を尋ねればいける。サンタクルス修道院の南西方向2~300m。

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