アマゾンでお安くピラニア釣りがしたい＠マナウス_世界一周旅行43

私はアマゾン観光のメッカ、マナウスに到着した。

ここで私がやることは決まっている。
アマゾンと言えば、冒険である。ジャングルを探索し、大蛇とたわむれ、ピラニアを釣る。

これで私も

「アマゾンのジャングルから帰ってきた男」
「アマゾンでピラニアを釣った男」

になるわけである。

かっこいい。これはいい。私はこのフレーズを言いたいがためだけにここまできたのだ。
さっそく旅行会社を訪れた。まずは肩慣らしにピラニア釣りである。

「かしこまりました。１００００円になります」

肩慣らしで旅が終わってしまう。私はいさぎよくその場をあとにした。

だいたいにして、アマゾンを冒険するのに旅行会社の手を借りると言うのは、
真の冒険家である私には似合わないのである。

こういうところで送迎も込みでご飯までついて豪華に釣りをする
とってもうらやましい普通の観光客とは違う、真の「おお、これぞ男だ！」を見せるのが私である。

私はパナマからずっと持ち歩いているMY釣り糸と針を持って港へ向かう。
餌は市場で捨てられる小魚をもらった。それを見ていた乞食の人が話しかけてきた。

仲間じゃないぞ。

私には「これでピラニアが釣れれば１万円浮かせたことになる」という崇高な目標がある。
気合は十分である。暇そうに釣り糸を垂らしているおっちゃんの横を陣取り、私は釣りを開始した。

夕刻。
時の流れは速い。私は坊主であった（魚が一匹も釣れないこと）。

隣のおっちゃんはなんだかよくわからないなまずを釣っていた。
釣ったのはピラニアではないが、このおっちゃんならピラニアの釣れる場所を知っているのではないだろうか。

私は期待を胸に聞いてみた。

「ピラニアはどこで釣れる？」

「ツアーに参加するんだな」

返ってきたのは残酷な答えである。それができたら苦労は無い。
こうして私は

「アマゾンのジャングル手前で帰ってきた男」
「アマゾンでナマズを釣るのを見ていた男」

になった。かっこわるい。

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＜交通情報＞
ボア･ビスタ→マナウス
バスで１００R（５０００円）、１３時間。

＜マナウス（Manausu）の安宿/格安ホテル＞
宿名：HOTEL　RIO　BRANCO
住所：Rua　dos　Andradas　,474　Centro
シングル２５R（1300円）。朝食付。キッチンなし。扇風機あり。水シャワー、トイレ共同（共同でない部屋もあるかもしれません）。コーヒー無料。びっくりするほど遅いですが、Wifiでインターネット無料。洗濯は禁止。
行きかた：
空港からは３０６番のバスがセントロへ出ています。バスターミナルも、近くの大通りをこの３０６番のバスが通るので、それに乗ってセントロへ。降りる場所は、アドフォ・リスボア市場（Mercado　Adolpho　Lisboa）へ行きたいといえば、ある程度近くまで行けます。
そこからは、東西に走っているDos　Andradas通り（この通りまでは周囲の人にひたすら聞きまくってください。市場のある通りの2本北の通りです）を東へ。Pedro　Botelho通りとの交差点付近にあります。なお、このあたりは安宿街ですので、他にもいろいろと安宿がありますので、他にも探してみてもいいかもしれません
＜アマゾンツアー＞
アマゾンツアー（二河川合流地点）
１４０Rが最低、AMAZON　EXPLORERS140R、AMAZONAS　TURは２３０R
＜個人で行くアマゾン観光＞
国立アマゾン研究所（INPA）
入場料５R。セントロからは市バスの５０５、５１５、５１２、５１７、６００、６７０、１２５で行けます。片道２R。タクシーだと２０Rちょいらしいです。戻りの最終便は7時ですが、どちらにせよINPAが5時20分に閉まるので、あまり気にしなくてもよいかと。
二河川合流地点（ネグロ川とソリモインス川の二つの川が合流し、アマゾン川の色が２色に分かれているところ）
：セントロからは市バスの７１３（CEASA行き）で終点まで乗り、そこから対岸行きの船に乗ると、途中に見える。
アマゾナス劇場
徒歩で行けます。入場料１０Rですが、学割で半額になります。